人気バスケットボール漫画「スラムダンク」の中でも特に女性人気の高い流川楓。バスケが上手いうえにルックスもイケメンのキャラクターですが、その最大の魅力はバスケに対する熱い想いが感じられるところでもあります。そんな流川のバスケに関する名言や、ライバル・桜木花道を鼓舞するきっかけとなる名言をまとめてご紹介します。
流川楓(るかわ かえで)のプロフィール
- 高校:湘北高等学校1年10組(出席番号22番)
- 身長:187cm
- 体重:75kg
- 誕生日:1月1日
- 背番号:11
- ポジション:スモールフォワード
- 出身中学:富ヶ丘中学
中学時代からスタープレイヤーとして有名だった流川。湘北高校入学後はそのプレイとルックスから“流川親衛隊”ができるほど女子からモテていますが、本人はバスケ一筋。花道のライバルであり、湘北の先輩メンバーや他校の有名プレイヤーも一目置く、高校バスケ界のエースプレイヤーです。
バスケにストイックで、誰よりも勝ちにこだわる流川ならではの名言がこちら!
バスケプレイヤー・流川楓の名言
「とられた分はとり返す 攻め気を忘れないように」
インターハイ出場をかけた陵南戦で、ファウルを重ねる湘北メンバーたちに対し、流川が放った名言がこちら。
「とられた分はとり返す 攻め気を忘れないように」
出典:『SLAM DUNK』#177「点取り屋」
キャプテンであるゴリや先輩の三井・宮城に対しても、はっきりと意見を言う流川。生意気だと怒る湘北メンバーですが、結果的にメンバーを鼓舞するきっかけになりました。安西監督は、流川について「爆発力と勝利への意志を加えてくれた」と表現していましたが、まさにその姿勢を体現した名言といえます。
「日本一の選手ってどんな選手だと思う… きっとチームを日本一に導く選手だと思うんだよな」
全国大会の豊玉戦で、エースキラーと呼ばれる南のファウルにより片目を負傷した流川。その南に対し、流川が言った台詞がこちら。
「日本一の選手ってどんな選手だと思う…
きっとチームを日本一に導く選手だと思うんだよな
オレはそれになる一歩も引く気はねーぜ」
出典:『SLAM DUNK』#208「エースの証明」
試合前、アメリカへ留学したいと安西先生に相談した流川は「日本一の選手になる」という目標を持ちます。それまで個人プレーの多かった流川が“日本一の選手とは何か”を考え、出した答えがこの言葉に表れています。チームを勝利へと導くという熱い意志を持ち、相手の強引なプレイに一歩も引かない姿に感動した読者も多いのではないでしょうか。流川のバスケットボールプレイヤーとしてのストイックさが感じられる名言です。
ライバル・桜木花道を鼓舞する流川楓の名言
作品の主人公である桜木花道が行き詰ったとき、実は流川は必ず気付き、鼓舞する言葉をかけています。ぶっきらぼうではありますが、桜木のことを認めているとわかる流川の名言を集めました。
「らしくねーんじゃねーのか」
翔陽戦の後半で、4つ目のファウルとなった桜木花道。退場を恐れるあまり、積極的にプレイができずにいる桜木は翔陽から狙われてしまいます。そんな桜木を流川はカバーし、声をかけています。
「おい…
なに縮こまってやがる
らしくねーんじゃねーのか」
出典:『SLAM DUNK』#95「4ファウル」
流川の言葉で目を覚ました桜木は、「天才だから大丈夫」と本来のプレイができるように。
その後、ダンクを決めたものの5ファウルを取られ退場となってしまう桜木でしたが、そこでも流川は「惜しかったな。てめーにしては。」と流川らしい言葉で評価しています。
「ぶちかませっ!!」
「ぶちかませっ‼」
出典:『SLAM DUNK』
海南大付属戦で残り30秒を切る大接戦のなか、ブロックする牧のうえからダンクを決めようとする桜木。スタミナ切れのためベンチに下がっていた流川ですが、犬猿の仲である桜木のプレイに思わず立ち上がり声をかけてしまう、ファンからも人気の高いシーンです。
流川自身、その後「まあ、あのくらいは」と我に返っていますが、実は桜木のことを評価し始めたことが分かる台詞です。
「おめーのヘマはもともと計算に入れてる…つっただろ ど素人」
インターハイの山王工業戦で、スーパーエース・沢北と対峙していた流川。様々な布石のうえやっと抜いたところ、パスをもらおうとした桜木が邪魔になりチャンスを潰してしまいます。わざとじゃないと分かっている流川は、責任を感じている桜木を責めずにこう言い放ちます。
「おめーのヘマはもともと計算に入れてる…つっただろ ど素人」
出典:『SLAM DUNK』#260「借りは即返さねばならない」
流川の台詞に腹を立てながらも、桜木はこの借りをプレイで即返し、バスケ選手としての成長を見せました。
ミスを責めるのは簡単ですが、あえて桜木が責任を感じないような言い方をする、流川ならではの優しさを感じさせる名言のひとつです。
「必死でついてこい。交代しねーならよ」
山王工業戦で、背中を痛めてしまった桜木花道。そんな桜木のプレイの異変に流川はいち早く気が付きます。背中が気になりプレイに集中できない桜木に、流川がかけた言葉がこちら。
「集中力が足りん
あん時の方がまだマシだったぜ
オレに全力を出させたんだからよ
それとも交代するか
必死でついてこい
交代しねーならよ」
出典:『SLAM DUNK』#265「指図」
それまでならむしろ「さっさと交代しろ」と言いそうな流川ですが、ここで「ついてこい」と言ったのは桜木のことを仲間と認めているからこそ。2人の関係性の変化を表した名言といえます。
「出るなら出ろ」
同じく山王戦の終盤、背中の痛みに耐えられずベンチへ戻された桜木は、もう一度試合に戻ろうとして安西監督や彩子から止められます。選手としての今後を考えるなら安静にしているべきですが、流川だけは桜木の意思を尊重しました。
「目障りなんだよ
そんなとこにボーッと立ってやがるとよ
出るなら出ろ」
出典:『SLAM DUNK』#270「栄光のとき」
桜木を再びコートに戻すため、流川はあえて沢北にプッシングして交代の機会を作り、こう声をかけたのです。その流川の言葉を受け、桜木は断固たる決意のもとコートに戻ったのでした。桜木が山王戦にかける想いをいちばんに理解していた流川ならではの名言です。
マイペースなようで、実は桜木たちチームメイトを鼓舞する名言が多い流川楓。ぶっきらぼうで口は悪いものの、実は周りをよく見ていて、バスケへの想いが溢れている流川の名台詞は、湘北バスケ部の起爆剤といえます。