2022年に映画化され、人気が再燃している井上雄彦氏の漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』。映画のヒットとともに主題歌も人気となっていますが、アニメ放送を見ていた方にとっては当時の主題歌のイメージも強いはず。そこで過去に放送されたテレビアニメ版の主題歌と、映画版の主題歌をまとめてみました。
アニメ版 歴代主題歌
1993年10月16日~1996年3月23日に放映されたテレビアニメ版「SLAM DUNK」の歴代主題歌一覧がこちら。
第1期OP「君が好きだと叫びたい」(BAAD)
第1話~61話のオープニングテーマは、BAADの「君が好きだと叫びたい」です。スラムダンクといえばこの曲、という方も多いのではないでしょうか。
オープニングに登場する江ノ島電鉄の鎌倉高校前駅付近の踏切は、スラムダンクファンの聖地として有名になりました。
主人公・桜木花道が、赤木晴子への恋をきっかけにバスケットボールを始め成長していく、という物語の序盤に合った曲となっています。
君が好きだと叫びたい 明日を変えてみよう
凍り付いてく時間(とき)をぶち壊したい
君が好きだと叫びたい 勇気で踏み出そう
この熱い想いを受け止めてほしい
歌詞:山田恭二
ちなみにBAADはすでに解散してしまったようなので、サブスクやYoutubeなどオフィシャルの音源が聞けないのが残念です。。
第1期ED「あなただけ見つめてる」(大黒摩季)
第1話~24話のエンディングテーマは、大黒摩季さんの「あなただけ見つめてる」です。スラムダンクのエンディングテーマ曲に起用され、123万枚の大ヒットとなりました。
オープニングテーマでは花道の春子への想いを表しているのに対し、エンディングテーマでその晴子が花道のライバル・流川楓に片思いしている曲というのが面白いですね。花道と流川がボールを取り合うシーンが背景に描かれているのもポイント。
あなただけ見つめてる
出会った日から今でもずっと
あなたさえそばにいれば他に何もいらない
歌詞:大黒摩季
第2期ED「世界が終るまでは…」(WANDS)
第25話~49話の第2期エンディングテーマは、WANDSの「世界が終るまでは…」です。(“終わる”ではなく“終る”なんですね)
歴代主題歌のなかでも特に人気の高い1曲で、いまもカラオケで歌う男性が多いようです。
WANDSはメンバーチェンジを経て再結成し、2022年に第5期メンバーによるリメイク版を配信リリースしています。
世界が終わるまでは 離れる事もない
そう願ってた 幾千の夜と
戻らない時だけが何故輝いてはやつれ切った心までも壊す…
はかなき想い… このTradegy Night
歌詞:上杉昇
ちなみにTradegy Nightとは、悲劇的な夜という意味だそうですよ。
第3期ED「煌めく瞬間に捕われて」(MANISH)
第50話~81話の第3期エンディングテーマは、MANISHの「煌めく瞬間に捕われて」です。
第50話から神奈川県決勝リーグの湘北対海南戦が始まり、エンディングテーマには翔陽・海南・陵南のメンバーが登場しています。
煌めく瞬間(とき)に捕われ夢中でいたい
後悔する 素敵じゃない 一人じゃないし
あふれだす涙が 美しければ
人はまた終わらぬ旅に時を費やせるから
歌詞:高橋美鈴・川島だりあ
第2期OP「ぜったいに 誰も」(ZYYG)
第62話~101話の第2期オープニングテーマは、ZYYGの「ぜったいに誰も」です。
桜木が坊主頭になったのをきっかけに(?)、オープニングテーマも切り替わりました。初代OPに比べ、湘北メンバーが全国に向けて練習する風景がメインになっており、勝利への意志が強く感じられる1曲です。
ぜったいに誰もあやつれない
夢を抱いて 明日を叩く
時の流れはみ出して 自由(かぜ)を感じ生きていたい
歌詞:高山征輝
第4期ED「マイ フレンド」(ZARD)
第82話~101話の第4期エンディングテーマは、ZARDの「マイフレンド」です。ZARD初のアニメタイアップで、最後のミリオン・シングルになった大ヒット曲です。
海に向かって並ぶ湘北メンバーの後ろ姿が印象的なエンディングで、メンバーの成長や活躍を応援する1曲となっています。
あなたを想うだけで心は強くなれる
ずっと見つめてるから走り続けて
歌詞:坂井泉水
映画「THE FIRST SLAM DUNK」版 主題歌
2022年12月3日に公開された映画版「THE FIRST SLAM DUNK」(ザ・ファーストスラムダンク)。原作者の井上雄彦氏自ら監督・脚本を務めた本作は、インターハイ2回戦へ進出した湘北対、絶対王者・山王工業の試合を、宮城リョータを軸に描いた作品となっています。
映画とともにヒットしている主題歌がこちら。
OP「LOVE ROCKETS」(The Birthday)
オープニングテーマは、The Birthdayの「LOVE ROCKETS」です。
ボーカルのチバさんは作品を読んだことがなかったそうで、歌詞はバスケとは特に関係ありません。
しかし、王者・山王に勝負を挑んでいく湘北メンバーの姿ととても合っていて、作品の導入を盛り上げる1曲となっています。
ED「第ゼロ感」(10-FEET)
映画のエンディングテーマは、10-FEETの「第ゼロ感」です。
試合中の挿入歌としても使用され、試合の疾走感が感じられる1曲です。また、歌詞にはバスケや作品に関連するワードが込められており、作品をより盛り上げるエンディングテーマとなっています。
Pass code a “Penetrator”
ベース!Bebop!
Wanna buzz up ビート!
Just wanna buzz up ビート!
脳内更地にextra pass
クーアザドンイハビ
歌詞:TAKUMA
バスケでいう“Penetrator(ペネトレイター)”とは、ドリブルなどで相手のディフェンスを突破していく様子、“extra pass(エクストラパス)”はより良い状況でシュートできるようにするパスのことだそう。
“クーアザドンイハビ”はビハインドザアーク、つまり3ポイントラインよりも後ろから打つシュートのことを意味しています。映画で主役となっている宮城リョータ目線でいうと、「良いパス出すから3ポイント決めてよ、三井サン」ってことでしょうか。
作品と重なる主題歌をぜひチェックしてみてください!